はじめに
この度、「宝石鑑別豆知識」なるコーナーを開設しました。
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世の中にはいろいろな宝飾品が売られています。
お店に並ぶそれらの宝飾品にはたいていの場合何らかの「宝石」が付いています。
そして、それらの「宝石」には必ず名前が付いています。
例えば、ダイヤモンドだったり、ルビーやサファイアだったり。或いは、ガラスやキュービックジルコニアの場合もあると思います。
ここで一つ考えてみたいのですが、お店はどのようにして宝石の名前を知るのでしょうか?・ ・ ・ ・ ・
「仕入先に確認する」というのがその答えなのですが、その仕入れ先はどうしているかと言いますと、ほとんどの場合、鑑別機関にて調べてもらっています。
鑑別機関で調べるのは一般に「鉱物名」と「宝石名」の二つです。まず「鉱物名」を調べ、その後に「宝石名」を調べます。(石によってはこれらの他に「別名」が付く場合があります。)
「鉱物名」を調べるには専門の機材が必要です。プロの中には見ただけでその石が何かわかるというベテランバイヤーの方もおられますが、100%確定させることはほぼ不可能です。
それに比べて「宝石名」は「鉱物名」が分かっているので専門機器を使わなくてもわかるものがたくさんあります。(もちろん、機器が必要な場合もありますが。)従って、プロのバイヤーはもちろん、場合によっては一般の方でも「宝石名」を判断することが出来ます。ちょっとした「決まり事」さえ覚えていればいいのです。
そこで、このコーナーではその「宝石名」についてのちょっとした「決まり事」を一般の方々向けに簡単にご紹介していきたいと思います。また、それと同時に「別名」についても触れていきたいと思います。
このコーナーで宝石について少しでも身近になって頂ければ幸いです。
石や鉱物について詳しい方には退屈なコーナーとなってしまうかも知れませんが、あくまでも一般の方々向けの内容ですので何卒ご容赦の程、よろしくお願い致します。
また、記載内容は不定期に更新されることがありますが、何卒ご容赦ください。
*お願い*
常に新しい情報をお伝えしたいと考えておりますが、鑑別表記等は変更されることがあります。
鑑別書の宝石名や語句、コメント内容等を重要視される方は、鑑別を出される前に鑑別機関に確認されることをお勧め致します。(ご相談頂ければこちらで問い合わせます。)